桃栗三年、柿八年と言われるが中国のハウス栽培なら桃は二年目から収穫できる。
ハウスで何を栽培しているか気になって工場の近くのハウスを見学しました。普通にインゲンやトマト、キュウリがありましたが、一軒だけ桃を栽培していました。
なんでも二年目から収穫できるとのこと、さっそく同行した工場の社長が桃を買っていました。しかしその後しばらくしてから訪問したら桃の栽培はやめていました。一年に一回の収穫ではコストに見合わなかったのだと思います。
活性炭の工場の社長さんがあることからイチゴ栽培の指導に来ている人と知り合う機会があり、とうもろこしの活性炭を使ってもらった。それで大連に帰る前によってハウスの状態を見せてもらいしまた。
この方は上海で農業をしているのですが日本に10年くらい滞在して農業技術の勉強をしたことがあり、日本語も普通ら話せるし漢字の文書も全く問題なく読めるとのこと。
ただ炭疽病が発生するという問題を抱えていました。こちらではトリコデルマ菌を使うことで病害をなくせる話をしたら、その方もちゃんと知っていました、さすがですね。ただ植物検疫法の関係で日本から輸出は出来ないのが実態です。
中国の農業はひょっとしてギャンブル性が高いのではと思ってしまった。
中国人は果物が好きで果物専門のお店があちこちにあります、日本ではいちごは一パック500円前後ですが、中国では2,000円くらいする。だからクリスマスとか入院のお見舞いなど特別な時にしか使わない、だから長く栽培して販売するのではなくその時期に一発勝負をするらしい。だから指導する人もやりにくいらしい。
珍しい写真です、これは丹東の万里の長城のそばで栽培しているりんご農家の作業風景、ちゃんと袋掛けをしていました。
青森県の有名なリンゴ農家さんも栽培方法を指導するが日本と違って間引きはしない、実がついた分だけ収穫して販売する。だから大きくないりんごが出回るし味も良くないのです。
2018年5月5日 12:44 AM カテゴリー:新着情報, 農業