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中国の農業事情

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中国東北部(旧満洲)は一大穀物地帯、中でもトウモロコシが有名

中国東北部(旧満州)は圧倒的にトウモロコシの栽培が多いです。コメの生産は大連から丹東方面に向かう、日本海側が主体です。反対側でも栽培はしていますが、面積的には少ないようです。北の方ではハルビンにも行ったことがありますが、栽培はしていますね。まあ 北海道でもコメが取れるのでそれなりには収穫できるようです。但し、日本のコメに比べると味はもちろん、炊いても固いです。それでも結構日本から炊飯器を買っていくくらいですから、炊き方の問題もあるのかもしれません。ホテルの朝食で食べましたが固いので食べる気がしません。

中国のトウモロコシ 田舎 _MG_0261

とうもろこしの茎や根は暖房に使われています。

トウモロコシの保存方法 トウモロコシの保存方法

雨が少ないから家の屋根に保存、ネズミ対策のためもあるらしい。

 

中国のコメの生産は南の方に多いが東北部でも栽培している。、但し味は良くない気がします。

田植え機は使わないんですかと聞いたら大規模農家以外は使わないそうです。

中国の田植え風景 瓦母店

中国の田植え風景 瓦母店

田植えは日本の昭和初期と同じですね、手で植えています。ものすごく懐かしく感じますが中国では当たり前、但し大規模な田んぼは機械で植えていると思います、面積が半端ではありませんから。

中国の田植え風景 瓦母店

中国の田植え風景 瓦母店

中国の田植え風景 瓦母店

 

中国の田植え風景 瓦母店

実はこの写真の左手の方にダムがあります。農業などに使う水ですが大連市の水不足に対応するため水路を確保するため下流の家や工場などはすべて撤去されることになりました。トウモロコシの活性炭の生産委託工場も立ち退きを迫られて、現在製造中止になっています。代替土地は用意されているのですが、工場の設備などを数年前に拡張したばかりですが、移転の費用が支払われていません。中国の土地は共産党の資産、農家も企業も70年のレンタル契約で借りています。だから道路を作るにしても、鉄道を作るにしても国が勝手に線引きして立ち退かせるのです。その辺が日本と決定的に違うところです。

中国の大型トラック 中国の大型トラック

工場の横にある南北の道路を大型の工事車両が通過します。舗装してませんから当然わだちが出来て小さい車は通行が難しくなる。

中国の大型トラック 中国の大型トラック

夕方ブルトーザーが来て道路を整地しますが不安定になる。工事車両が路肩を外すともある。重量も半端ではないので救援のトラックが着て引き上げる羽目になる。

こんなに重量があるから一般道路でも取り締まりはある。下の写真は石を積んだトラックが積載オーバーで捕まり、荷物を降ろされた。

中国の大型トラック 中国の大型トラック

2016年の時のものですが、翌年も放置されたままでした。

 

中国のとうもろこしの種まきの動画です。まあ空いた場所があればとにかくトウモロコシを栽培するのが中国の人の習慣ですね。

最初に撒くための畑の土を耕起します。次に木灰のようななものと種を撒き、土をかけて踏み固めるだけです。

活性炭のふるさと中国