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中朝国境の町、万里の長城の最東端のある場所でも有名です。
ヘッダーの橋は北朝鮮で何かあると必ず放映される鉄橋です。観覧車が見えたのにはびっくり、ただし回転していません。見栄で作ったが電気がなくて動かせない。夜になると中国側は夜景が明るいが、川向こうは真っ暗なのだそうです。(2011年10月の時の写真)
2011年当時の写真ではこうした警備艇が巡回していました。万里の長城から下を見ると北朝鮮の兵士がいました。兵士と川の幅からしても脱北しようと思えば簡単に見えませんか?
北朝鮮からの観光客も中にはいる、だから橋のお土産屋さんはそうした観光客向けにピンクの服を売っている。北朝鮮の女性はピンクが好きらしい。アクセスのページにも掲載していますが、駅の売店の女性も観光客の女性もみんなピンクの服装です。アクセスのページをご覧いただければ納得です。
中国と北朝鮮の関係は気になるところですが、2017年6月に丹東で驚くべき光景を見ることになりました。その前に中国の人が北朝鮮問題をどうとらえているのかですが、日本人が考えている以上に北朝鮮に対する思い入れはあるらしい。まず北朝鮮がアメリカなど外国の軍隊に攻撃されれば中国もロシアも必ず介入するだろうと思っていることです。日本やアメリカにすれば朝鮮半島の価値はないに等しい、アメリカがピリピリしているのは核を撃ち込まれる事態は避けたいだけ。別に朝鮮半島が欲しいわけではない。しかし中国は朝鮮半島をアメリカ寄りの支配地域にはしたくないというだけの話し、貧乏な北朝鮮と韓国が一緒になっても誰も困らない。ほおっておけば良いのです。最も朝鮮半島は歴史的に日本が占領したとき以外一つの国になったことはないのだそうです。一緒になってもまた分裂する可能性があるということです。
今回丹東と万里の長城の最東端で撮影したいくつかの写真を掲載します。ある意味スクープです。
ずっと前から北朝鮮の農民の写真を撮りたかったのです。三回目にしてやっと達成!
北朝鮮の監視所が見える | 映っているのは北朝鮮の兵隊 |
2017年6月、まさかと思ったがこの監視所は監視する人が写っていました。金網は張ってありますが電力がないため逃げようと思えば簡単に脱北できる距離です。川幅は国境としては非常に狭くちょっと頑張れば苦も無く中国側に渡れる感じです。
中朝国境の畑で働く北朝鮮の人 そして決定的な中國の意志が伝わるこの一枚、誰がどう見たってこの船が何の目的で繋留されているかは想像がつくでしょう。普通の橋は巡航ミサイルの標的になっているからすぐに壊されるという前提で渡河用の船を何艘も用意していました。アメリカの偵察衛星に見られていることを承知でやっているわけですから、トランプに攻撃したら朝鮮半島に軍隊を送り込むぞという脅しをかけていたことになる。吉林省など陸続きの場所には大規模な地上軍を移動させた。有事に北朝鮮の難民が中国になだれ込むのを防ぐためと中国は説明しているが、北朝鮮の民間人や軍人が戦車で逃げてくるはずがない。それなのに重火器の部隊を用意したとやこの船の状況を見れば素人でも中国の戦略、意志がわかろうというものだ。
中國 丹東 渡河用船 2016年8月に高速鉄道が開業していたので再度丹東に行って驚いたのが、北朝鮮との国境警備が大きく変わっていたことです。これは北朝鮮の兵士が脱北し、陸続きの吉林で中国の民間人を殺害して食料を奪ったことが背景にあるらしい。北朝鮮に対して経済制裁をしているはずの中国側から真新しいトラックや建設車両が続々と橋を渡っていきます。北朝鮮もよく買う金があるものだと思う。というより、国際的な経済制裁を実質的に中国が無視しているだけの話だ。 2016年8月に丹東から北朝鮮に大量のトラックや工事用車両が渡っていく動画をTOPの3ページ目に掲載していますので是非ご覧ください。
丹東の市内から車で30分くらいした所に写真左の国境線の川があります。