2012年の九龍山の山頂から覗いた吉林市の風景です。今回長春西駅で乗り換え吉林駅に到着する手前で高層ビルが鉄道沿線にありずいぶん変わったなあという印象でした。とにかく高層ビルが乱立しています。
大連に昔言ったホテルの近くで露店の本屋さんがありました。今はちゃんとした本屋さんがありますが、吉林のホテル周辺にはやはり古本の露店がいくつもありました。なぜ古本なのかわかりませんが、ついでに骨董品も売っていたので掲載します。
大連のショッピングモールには置物や仏さんの仏像などを売ってましたが、骨董品ではありません。吉林には骨董品があるんですね。
吉林市から仕事でもみ殻を粉砕して燃料用のペレットを生産している工場に行くのが目的でしたので、博物館を見て早々と工場がある梅河口市に向かいました。途中の農村はどこにでもトウモロコシを集荷して保存しているのが見れました。
とにかくそこら中にとうもろこしの倉庫というか集積場があります。
今までは遼寧省、瓦母店市のとうもろこしの芯を焼いた活性炭ですが、新たに吉林省のとうもろこしを原料にすることになりました。品質的にはちっょと硬めの材質です。
今回見学したペレットの工場は石炭ボイラーの代替燃料として生産しており、日本にも輸出しています。日産50から60トンの規模、40フィートのコンテナ(大型トラック1台分)に毎日2個出荷できるというから半端ではありません。現在中国では稲わらや麦わら、トウモロコシの茎を畑で燃やしてはならないことになっています。全部ペレット化して火力発電所や、地域集中暖房のボイラー用にれています。
高層マンションもすべて集中暖房、さすがに冷房だけは個別にエアコンを設置しているそうです。
そのペレット工場が下の写真です。
とうもろこしの粉を温めて圧力をかけて押し出してお菓子を作りますが、原理はほぼ同じです。
出来上がったペレットは熱を持っているので、冷ましてから袋詰めとなります。
この工場は梅河口市にありますが、人口60万人で、市の中心部に買い物をするということで行きましたが結構大きいですね。日本の地方都市はどんどん人口減少ですが、地方都市といえども60万人。それなりのお店がたくさんありました。
まだ5時前でしたので通勤客はこれからという時間帯ですが結構人が歩ていました。
11月中旬に差しかかる頃ですが、吉林市も寒かったが、200k南の梅河口も寒かったです。ここから更に400k南の瓦母店まで車の旅ですっかり疲れてしまいました。ついたのは午前零時を回っていました。ホテルでの食事は無理ということで途中のサービスエリアで食事となりました。派手なイルミネーションをやる割にサービスエリアの照明が暗く、サービスエリアの入り口と高速道路の出口を間違え乗りなおす羽目に。
サービスエリアの支払いもスマホ決済です。果物はわかるがお酒も売っているのには驚きました。日本では考えられませんからね。
吉林市は長春みたいに高層ビルがたくさんあるわけでもないですが、現在開発されている最中であるため、これからはやはり長春の発展規模を目指して頑張っているみたいです。吉林は発展はしているが大連などからすればまだまだ発展途上。有名な博物館があって少し前までは実際使われていた民芸品も見られます。