大連・哈爾賓・長春・吉林・瀋陽・丹東・瓦房店・旅順の現在を紹介します

概 要

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中国の高速鉄道の利用案内は面白いです。

大連から瀋陽、長春、ハルビンへ高速鉄道が開業してかなり便利になりました。有名な事故があり不安がないわけではありませんが移動時間の節約には確実です。前は車で行っていた中朝国境の街「丹東」へも2から3時間で行けます。長春経由で吉林へも直行便も運航され、ビジネス・観光どちらも大きく変わりました。2015年夏に高速鉄道に乗った時の車両案内と物販カタログが一緒になった雑誌がありましたが面白いです。 下は大連発長春行きの電車の中から外の景色を撮影した動画です。

中国高速鉄道(日本でいう新幹線)の座席に設置されている利用説明書

​最近は高速鉄道しか利用しないので在来線も同じとは限りませんが、始発ではチケットのチェックはありませんが途中からの乗客はすべてチェックされます。どうやら指定席でもないのに座っている乗客が平気でいるのです。この辺はマナーが悪いと思いましたね。通常は指定でのチケット購入なのですが、立ち席を認めているということになります。昔、二時間もかかっていたところに20分で着くんならそれもありでしょうね。
中国高速鉄道 車掌
日本と決定的に番うの違うのは終点では清掃作業員が掃除とごみの収集をしますが、中国では車掌さんが駅に近づくと大きなビニール袋を持つてごみを回収して歩くことです。
それと日本でいうグリーン車に相当する一等車乗客にはジュースやミネラルウォーターとお菓子のセットが配られることです。

中国の高速鉄道が開通したことで観光でもビジネスでも非常に便利になりました。今まであきらめていた都市や観光地に簡単に行けるようになったからです。あこがれただった吉林や哈爾浜にも夏時間なら3から4時間で行けるというのは本当にありがたいことです。飛行機が速いといっても待ち時間や空港と市内がかなり離れているので高速鉄道が有利になり、短距離の国内便が減少しているのです。
それでも長距離の場合は荷物やセキュリティを考えると一等車(日本でいうグリーン車)が良いでしょうね。
中国 高速鉄道 座席 中国 高速鉄道 座席
車両で座席の形状が異なります。左上の座席が日本の車両に近い感じがします。二等車両はほぼ日本と同じですが、車種によって対座式のものがあります。大連丹東間は対座式でテーブルが席の間にあり窮屈な感じがしました。
中国 高速鉄道 座席中国 高速鉄道 
一等車両で配られるお菓子やジュースです。箱にセットで詰められています。
中国 高速鉄道 座席
右のドアの隙間にご注目ください。日本では考えられないが隙間があるのです。

高速鉄道の駅の構造というかつくりはほぼ一緒です。正面入り口はどこも送迎用の駐車場があります。吉林、哈爾浜、長春西駅などでタクシーに乗る場合はすべて地下でした。
中国 高速鉄道 駅

中国の列車に備え付けられている雑誌のモデルは都ても古めかしい写真ばかりです。著作権を意識しているのか知りませんが、本当にこんな服を今でも売ってるんですかねと思ってしまいます。

中国の高速鉄道車両に置いてある旅行雑誌 表側が車両の利用案内で、反対側が商品の旅行での広告雑誌となっている。 高速鉄道車両に設置されている利用案内と各種広告 有名な観光地の写真と料理の案内が載っています。中国東北部だけではないのが面白い。

高速鉄道車両に設置されている利用案内と各種広告の中身 中国の雑誌に使われているモデルはほとんど海外のモデル、それに何とも古臭い時代のモノ。これではものすごくアンバランス。

中国 高速鉄道 安全性もっとも笑えるのが事故の時に窓ガラスを割るためのハンマーが設置されていたことと、その使い方が掲載されていたことです。明らかに事故はあるという前提で運行されていることになります。日本では到底考えられないこと、当然海外輸出の話はたくさんあったがアメリカではキャンセルされているし、東南アジアでは遅々として建設が進んでいません。あんな事故を起こした中国の安全技術では誰も不安になる。

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活性炭のふるさと中国