華清池は玄宗皇帝が楊貴妃のために造営した離宮
華清池は西安市街から東へ約30キロ行った郊外の驪山(りざん)のふもとにある有名な温泉池です。兵馬俑博物館に行くバスに乗れば、その途中にあります。周の時代から三千年以上の歴史がある温泉地だそうですが、この華清池が有名なのは。唐代の玄宗皇帝と楊貴妃のロマンスの場だったからです。
まず、楊貴妃について簡単に紹介しておきましょう。楊貴妃は中国の四大美人(楊貴妃、西施、王昭君、貂蝉)の一人とされる一方で、玄宗皇帝を惑わせ、玄宗皇帝が政治を顧みずに酒食に溺れるようになり、ついには内乱まで起こってしまったことから、「傾国の美女」とも言われています。もともとは玄宗皇帝の息子の妃だったのですが、玄宗に見初められ玄宗の後宮に入り、ついには皇帝の妃という地位に登りつめた女性です。因みに貴妃というのは正式な妃としての称号です。
唐の時代には豊満であることが美人の条件だったそうですが、まさにそうした肉体を持ち、音楽や舞踊に優れていたとされています。そうした魅力が玄宗皇帝を惑わせたのでしょう。
確かにお風呂はあちこちにあるのに、執務の部屋は見当たらなかった。
一応庭園の中にロープウェイがあり、頂上で電気自動車の観光案内を進められますがはっきり言ってみる価値なしです。終点に付いたらその場所のお寺を見れば十分です。
ロープウェイから見下ろした華清池の全体(右)
期待した割には大したことはありませんでした。結局ただの公園みたいなものだった。