今年の結果は非常に重要と考えておりましたが、基準値の0.4ppm以下を実現できました。
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今年の結果は非常に重要と考えておりましたが、基準値の0.4ppm以下を実現できました。
今回の結果と過去のデータを分析すると、取水口と田んぼに活性炭を投入した状態で、一定以上降水量があることで吸収を抑制できるということが明確になりました。
稲作におけるカドミウム吸収抑制実験レポート(PDF2.8MB)
試験圃場での米のカドミウム含有量推移(年度・採取場所別の詳細)
単位はppmです
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2019年 区画 1 2 3 横平均 D 0.49 0.76 0.76 0.67 C 0.65 0.55 0.65 0.62 B 0.51 0.62 0.68 0.60 A 0.53 0.75 0.80 0.69 縦平均 0.55 0.67 0.72 0.65 -
2020年 区画 1 2 3 横平均 D 0.43 0.41 0.30 0.38 C 0.39 0.25 0.28 0.31 B 0.37 0.51 0.52 0.47 A 0.47 0.42 0.44 0.44 縦平均 0.42 0.40 0.39 0.40 -
2021年 区画 1 2 3 横平均 D 0.33 0.30 0.29 0.31 C 0.38 0.24 0.30 0.31 B 0.35 0.30 0.27 0.31 A 0.37 0.40 0.31 0.36 縦平均 0.36 0.31 0.29 0.32
2021年の結果
取水口側の数値が低いことが過去の実証実験結果を通してわかってきました。
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取水口側 道
路
側区画 1 2 3 横平均 D 0.33 0.30 0.29 0.31 C 0.38 0.24 0.30 0.31 B 0.35 0.30 0.27 0.31 A 0.37 0.40 0.31 0.36 縦平均 0.36 0.31 0.29 0.32
降水量とカドミニウム検出量の推移比較
降水量は実証実験地域のその年の1月から9月までの降水量です
降水量とカドミニウム含有量の関係性がでてきました
三要素が必須条件
降水量の少ない年は農業用水をこまめに入れる必要があります。
他の農作業で忙しいので大変ですが、IoTなどを活用して自動化できれば農家も助かると思います。
この分野は私共では対応は難しいです。用水路などのインフラ整備は国や自治体が取り組むべきと考えます。