中国の活性炭状況
中国ではトウモロコシは主食です。
しかし実だけを使うだけでなく芯や茎も様々な形で利用し、燃やしてはいけないことになっています。
トウモロコシの保存はユニークです。
収穫したトウモロコシはいたるところに貯蔵されているが、面白いのが屋根にあること。雨が少ないから良いのですが、最大の目的はネズミから守るためなのだそうです。
左画像の食器などの製品、プラスチックではありません。葦の茎やムギの茎などを細かく粉砕し圧縮成形したものです。環境に良い製品です。中国は資源を大事にするのは砂漠が多いからともいえます。
これが原料なのです。
もっとすごいのが火力発電やスチーム暖房の燃料にコメのもみ殻を使っていることです。
中国で収穫後の麦わらやトウモロコシの茎を燃やしてはいけないことになっています。すべて回収して粉砕、圧縮してペレット状にしたものを燃料に使っているのです。もっともハウスや農家ではかまどやストーブの燃料に使っています。ビニールハウスには炊事場と休憩用のオンドルが付いていてその暖房にとうもろこしの芯や掘り出した根を燃やしています。
燃料にもなっている芯と根です。捨てるものがない。
日本と違ってハウスの規模は半端じゃないです。北側は風よけのために石垣や土を盛って壁にしています。南側に向かった傾斜で夜の寒さをこもで覆って防いでいます。その開閉には電動モーターを使っているのです。もちろん国策で支援しています。
工場の生産ラインの様子です。この工場ではキノコの菌床を製造しています。原料は同じです。
大連ではなく、瀋陽産のとうもろこしの芯です。大連産より柔らかいとか言ってました。大きさを比較する関係でサクランボと一緒に撮影。
地域の土には鉄分を多く含んでいるため、赤茶けた色になっています。この土壌で生育したトウモロコシには鉄分が日本と違って多いのです。この鉄分が含まれた活性炭は様々な意味で植物の生育や、有害物質の吸着性能などに現れ様々な利用が可能になっているのです。
放し飼いのアヒル、いずれ食べることになる。
トウモロコシはお菓子にもなっている。
トウモロコシを熱して圧力をかけて押し出すと筒状のお菓子になります。黒砂糖を混ぜるとチョコレート色になります。
食べはしませんでしたが、シンプルでそれなりだろうと思います。