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石割桜を悪性キノコから守りました

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国の天然記念物にも指定されている、岩手県盛岡市の石割桜。

2010年6月、その石割桜に悪性のキノコが寄生してしまい、対策としてトリコデルマ菌散布による駆除をするため微生物資材を提供してほしいと、樹木医さんから連絡がありました。

 

 盛岡地方裁判所の構内にある石割桜

 巨大な花崗岩の岩の狭い割れ目に直径約1.35メートル、 樹齢が360年を越えるといわれるエドヒガンザクラが生育しているのです。

 

 

 

左の写真は2010年6月のもの、中央の幹にキノコ(カワウソタケ)が寄生しています。

この段階でキノコを削り取っていますが、あくまで暫定的な処置。樹木医さんの診断の結果、トリコデルマ菌を探して弊社への引き合いとなりました。

 

 

 

樹木医さんのトリコデルマ菌散布の様子を撮影させていただきました。

道具は一般的なものです。

必要な量を用意し水に溶かしています。100gに対して水を3回に分けて投入。薄い方が木の細胞に吸収されやすいという判断です。
作業の様子を動画でもご覧いただけます。

媒体は大麦を乾燥させたものです。溶かした後に大麦が残っています。

噴霧器で散布している様子

 

一年後、再びキノコが寄生しなければ成功です。

2010年6月 2011年は発生しませんでした。

 

 (取り扱いでのご注意)

トリコデルマ菌にもいくつかの亜種があり、作物に良いものもありますが、きのこの栽培をしている場合、きのこの菌そのものの生育を阻害するものがあります。今回のように都市部ではきのこ栽培はしてないという前提で使用しています。昔はどこにでも生息していた微生物ですが、農薬の散布などで減ってしまったのです。それが生態系に影響して作物に悪い病原菌が蔓延し病害が発生するようになったと思われます。

 

こうしたキノコ被害は屋上ガーデンやゴルフ場などでもあり、トリコエース単体の受注が発生しています。

 


2012年4月に撮影した開花状態の石割桜。

 

これからも毎年きれいな花を咲かせてもらいたいものです。 

 

 

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