野菜通信 トリコデルマ菌と土壌改良活性炭の販売

トウモロコシの活性炭開発・製造元 公式サイト 特許第5303698号

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十和田のニンニク栽培でセンチュウ被害にダニセンの効果

にんにく

青森県のニンニク生産量は全国の70%を占めているのですが、センチュウ被害が大きな問題となっています。

昨年は赤茶けた畑だったそうですが、今年はセンチュウ被害が解消されました。昨年は抜いた時に悪臭がして腐敗もあったそうです。 今年もう一反に投入することになりました 一昨年ネギ栽培の農家様にテストとして特殊な珪藻土を提供しました。翌年センチュウ被害がなくなったとのことで500kgのご注文を頂きました。たいへんな量なのでお伺いして実態をお聞きし、なるほどということになり、以前活性炭をお買い上げいただいた農家さんに事例として紹介し、お使いいただけることになりました。 その農家様の事例が上の写真です。 昨年はひどい被害があった畑でしたが今年は被害が解消され、収量も増加したとのことでした。サイズが大きいので収穫の箱の数が大幅に増えたことで確認できたということです。 今年投入する畑は連作障害が出ているそうです。今年センチュウ対策した畑の隣です。連作障害には消毒する方法もあるそうですが、良い微生物も死んでしまうのでできればやりたくないのが農家の本音のようです。 連作障害とは言っても結構大きいサイズのものが収穫されています。

センチュウ被害と思われる畑の状況です

昨年効果のあった畑の写真を撮れなかったので今年は早めに農家を回って撮影と情報収集しました。当日ナビのコースを外れて走っていたら、偶然被害が出ている畑を見つけることが出来、撮影しました。畑の一部に葉の枯れた場所があります。センチュウ被害の判定は収穫してみないと何とも言えませんが、プロの農家はこういう状況で判断するらしいです。 病気の可能性がないわけではないが、部分的に発生していることからセンチュウ被害の可能性が高いと思われます。下は別の畑の事例です。

アブラムシにダニセン

家庭菜園で、最初病気かと思ったが、虫がうろつき葉がべたべたするので多分アブラムシだと思います。葉の裏側には散布しにくいので手で卵をふるい落としました。落ちた培土にはダニセンが散布されているから、孵化すれば刺さって死ぬことになる。 白く見えるのがダニセン、散布したら持ち直しました。 ハダニの特徴 主に葉の裏に付いて気孔に口針を差し込み、葉肉の組織から汁を吸う。被害が少ないうちは葉に斑点が発生する程度ですが、繁殖力が高いため大量に発生しやすく、葉を変色させ最終的には葉を枯らせてしまう。また年間で10回以上世代が変わるほど繁殖力が高く、それが薬剤への耐性を持ちやすい事にもつながっており、駆除が非常に難しい農業害虫と言われています。この特殊珪藻土は農薬ではないのでハダニが薬剤抵抗を持つことが無く、繰り返しの使用でも効果が持続します。

投入量の目安

被害状況が判らなかったのですが、こちらの被害が大きい畑で1反にダニセンを100キロで対応できました。活性炭の併用なら10袋となります。

1反に ダニセン100キロ トウモロコシの活性炭300リットル

写真は2011年のものですが、LLサイズの比率も上がったという農家様の評価でした。 十和田市でのニンニク栽培事例、活性炭を入れることでLLサイズの比率が向上した事例です
写真下は別の農家の畑ですがが、活性炭とダニセンを入れた畑の事例です。 2021年の収穫時に被害が無くなり、昨年500kgを所有する畑に投入した事例です。

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下の写真二枚は上の畑のもの。 センチュウではなく、黒腐菌核病です。根元が腐って簡単に抜けてしまいます。トリコデルマ菌で対抗できる可能性があります。収穫前に発生した場所にトリコエースとAもみ殻を混ぜて鋤き込みました。 来年被害が減少すれば今後の参考になると考えています。

肥料流れを抑制するとうもろこしの活性炭

右半分に活性炭を入れています。入れた方は1センチ程度大きいという結果。< 10年くらい前にネギの農家さんに使ってもらった時の話ですが、活性炭が足りなくなって左二列に入れなかった。あとで入れた右の方と比べて生育に差が出て追肥の回数を増やして収穫時には同じくらいのものになったそうです。肥料代と作業量の削減になったという評価でした。 肥料価格が大幅に上昇しています。過去にも露地栽培で肥料流れが減少したという実績がありますが、この価格上昇のコストを少しでも減らすためにセンチュウ対策と同時にとうもろこしの活性炭を使うことをお勧めします。
現在ニンニク農家さんから相談を受けているのが、チューリップサビダニ被害、葉に白いホコリのようなものがついていたらチューリップサビダニかも知れない。種子に寄生したり飛んでくるらしい。ダニですから特殊な珪藻土(ダニセン)でセンチュウ同様の手法で対応できる可能性があります。実際こちらの農家様では水に溶いて機械で散布したそうです。残念ながら均一に散布できないと復活して葉の生育が悪く、玉伸びが進まなくなってしまうのだそうです。