野菜通信 トリコデルマ菌と土壌改良活性炭の販売

トウモロコシの活性炭開発・製造元 公式サイト 特許第5303698号

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ピーマンの青枯れ病対策事例

ピーマン
ピーマンの青枯れ病の病原菌はRalstonia solanacearumです。現時点では有効な農薬が無いとされています。 青枯れ病への対策が出来れば土壌消毒や接ぎ木苗の調達コスト削減にもつながります。

 2014年 ピーマンの青枯れ病を克服出来るか

ハウス2棟目から4投目に青枯れ病が発生する ハウス2棟目から4棟目までに青枯れ病が発生するという事で、対策の為に先ずはトウモロコシの活性炭を畝に投入して定植。その後トリコエースBを栽培初期で3棟目と4棟目に灌水チューブで投入し比較検証を行います。
8月22日
青枯れ病はわずか4本に抑えられました。 ピーマン 青枯れ病 画像
8月22日段階で4棟目のハウスに4本の発生を確認しました。しかし例年であれば今の時期にはかなり青枯れ病が発生していたので、今回は抑制効果が出ているのでは、という評価です。 青枯れ病の茎は緑色から黒っぽくなります。茎を接断するとやはり黒っぽくなっていて、樹液を吸い上げれなくなることから、枯れに繋がると思われます。
9月11日
トリコエースBを入れた3棟目と4棟目は被害が激減した。 何もしなかったハウスの被害が最も大きい。
トリコエースBを栽培初期で入れた3棟目と4棟目は青枯れ病による被害が激減した(写真左)のに対し、何もしなかったハウス(写真右)は被害が最も大きいと言う結果となりました。9月11日撮影 トウモロコシの活性炭とトリコデルマ菌の効果が現れたと言えます。これにより翌年以降の青枯れ病に対策を立てられます。

 2015年 青枯れ病克服へさらなる対策

4月28日
青枯れ被害のあったハウスに活性炭とトリコエースAを投入 青枯れ被害のあったハウスに活性炭とトリコエースAを投入
昨年トリコエースBを投入した事で青枯れ病による被害を大幅に抑制出来たので、2015年は完全克服するべく、昨年病気が発生したハウスにはトウモロコシの活性炭と、より拮抗作用の強いトリコエースAを投入し、定植しています。 
7月23日 
7月23日 予想通り青枯れ病被害なし 昨年はこの時期から青枯れ病の症状が出始めていましたが、昨年よりも拮抗作用の強いAタイプを投入しているので予想通り被害は出ていません。まだまだ安心はできませんが、今のところは順調に育成している様です。
8月21日
8月21日活性炭とトリコエースAを投入したハウスは順調です。 今まで問題がなかったハウスで青枯れ病が突如発生。トリコエースBを投入。
活性炭とトリコエースAを投入したハウスは順調に育成が進んでいます。 昨年まで問題がなかった別棟のハウスで青枯れ病が突如として発生(写真右)。予想外の事態でしたが、急遽トリコエースBを株元に投入して経過を観察します。
9月16日 
9月16日昨年被害があったハウスは活性炭+トリコエースA投入で被害なし トリコエースB投入後は被害の拡大無し。
昨年被害があったハウスはトウモロコシの活性炭+トリコエースA投入でこの年の被害は確認されませんでした。 8月に突如として青枯れ病が発生したハウスの写真。トリコエースB投入後は被害の拡大を抑える事は出来ました。
 昨年被害のあったハウスでは事前にトウモロコシの活性炭とトリコエースAを投入して対策を施した結果、青枯れ病は確認されず大成功と言えます。また新たに青枯れ病が発生したハウスでもトリコエースBを途中投入することで被害の拡大を抑える事が出来ましたので、一定の成果が上げられたと言えます。

 2016年 青枯れ病対策、トリコデルマ菌の効果は確実に表れている

8月10日 
これまで問題がなかったハウスで青枯れ病が発生 この年も昨年同様に、青枯れ病の発生したハウスにトウモロコシの活性炭とトリコエースAを投入したことで、昨年被害のあったハウスは順調に育成が進んでいます。 しかしながら、またしてもこれまで問題が無かった別のハウスで青枯れ病の発病が確認されました。被害の拡大を抑える為に、昨年同様トリコエースBを株元に投入して経過を観察します。
9月8日 
 トリコエースBの途中投入で青枯れ病被害の拡大を抑制する事が出来た。 発病後のトリコデルマ菌投入の為、罹病した株自体の回復はしていませんが、隣接した株への被害の拡大は抑えられています。 
2014年~2016年にかけて実験を行った結果、定植前に対策を立てていたハウスでは青枯れ病を抑え込むことに成功しました。また、新たに青枯れ病が発生した場合でもトリコエースBを投入する事で被害の拡大を抑える事が出来ていますので、青枯れ病に対してトリコデルマ菌は有効であると考えられます。 しかしながら2年続けてこれまで問題のなかったハウスで青枯れ病が発生すると言う予想外の事態が起きました。青枯れ病の原因は高温多湿と言われています。実際に実験を開始した2014年から比較すると2015年、2016年は病気の発生する7月~8月に最高気温に高い日や日照時間の長い日が続いた事もあり、新たな青枯れ病のきっかけになったとも考えられます。トリコデルマ菌による青枯れ病の抑制効果は表れていますので、翌年以降はトウモロコシの活性炭とトリコエースを全棟に投入する事で、青枯れ病の完全克服を目指しています。

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