野菜通信 トリコデルマ菌と土壌改良活性炭の販売

トウモロコシの活性炭開発・製造元 公式サイト 特許第5303698号

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トマトの育苗にパウダータイプを使用した事例

トマト
今までもトマトやいちごの育苗にトウモロコシの活性炭を使用した事例はありましたが、今年は非常に細かい粒子状の製品(パウダータイプ)を実験しました。 トマトの育苗写真もともとパウダータイプは種からの育苗に向いていると考えられていましたが、種からの育苗はねぎや稲が多く、キュウリやナス、トマトは育苗した苗を大きめのポットに移して苗を育ててから畑に作付するのが一般的です。そのためほとんどの農家が育苗する農家や会社から購入しています。 今回はトマトの育苗に使ったところ、入れなかったポットと入れたポットに大きな差が出たのでその事例です。 写真右側、トウモロコシの活性炭を入れた方は葉の大きさに違いが出ている。上の写真の中央部から手前のポットにトウモロコシの活性炭を入れています。葉の大きさの違いがわかります。更に境目の部分を撮影したものが左の写真です。 写真左側はもみ殻燻炭、右側がトウモロコシの活性炭を入れています。 明らかに差が出ています。今回こちらの農家様ではポットだけでなく、圃場にも活性炭を入れます。実験にご協力いただいたのは秋田県鹿角市の農家様です。この実績は4月中旬にトマト部会の研修会で参トマト部会の研修会の様子加された農家様に『栽培事例』としてご紹介させていただきました。 鹿角市ではきゅうりの栽培が多く、ネットからきゅうりのホモプシス対策で農家様から引き合いがあり、4年前からきゅうりの病気対策として成功し活性炭の利用が増加しています。トマトに関しては昨年から紹介してきて今回の導入につながっています。現在桃やりんごの改植の障害に役立てる実験にも参加しています。りんごに関しては岩手県の奥州市江刺区での事例もあり期待されています。重要なのは桃の改植で成果が上げられるかが課題です。 鹿角市は北限の桃の産地ということもあり期待されています。

トマトの尻腐れ病事例

トマトの実に黒いあざが出ることがあります。これは病気ではなく生理障害、カリ不足になると発生する現象だそうです。 トマトの尻腐れ病 トマトの尻腐れ病   とはいってもどうすれば解決するかですが、カリの成分の多い肥料を葉面散布する。根から吸収するよりは即効性が期待できるからです。  

トマト育苗からの栽培事例

トマトは種から苗を作る事例が多いようです。そうした中で育苗段階からトウモロコシの活性炭を使用した事例です。作物に育苗期間と栽培期間が分かれているわけではなく、急激な環境変化は作物のストレスにつながるそうです。できるだけ大きな変化の少ない環境で育つのが望ましい。
 育苗ポットにトウモロコシの活性炭  トマトの育苗床からポットへの移植作業
  トマトの培養土に活性炭を入れた事例、こちらは量的にはかなり少ない。表面に黒く見えるのが活性炭です培養土に対し活性炭は20~25%の割合が目安。  育苗床からポットへの移植作業、根の張りが悪いと作業効率も悪くなります。
 トマトの実の形状が非常に良い  左の写真は定植後しばらくしてのもの、実の形状が非常に良いという評価です。注意しご覧いただきたいのが紐の位置の幹の太さです。上のほうに行くにしたがって太くなっています。これは下が育苗ポット時代の太さであり、定植後に根が生き生きしていたので伸び、幹が太くなったのだそうです。幹が太くなりすぎるとトマトの成りや形状に影響するのでそれなりに対処が必要になります。
 写真右は6月上旬のもの、すでに出荷は始まっていて出荷用の箱詰めしたLサイズのトマトをいただきました。味は非常によかったです。スーパーに直接納品している農家様です。ハウスのベッドには当然活性炭が入っています。育苗への採用は今回が二度目となります。次回は25%程度活性炭を混ぜたいというお話でした。  トマト吊り下げ作業
 

生育の差

トウモロコシの活性炭でトマトの育成に差が発生した。
写真① 写真②
上の写真は青森県七戸町の農家様での事例。初めての採用なのですべてのハウスに入れた訳ではありませんでした、それが逆に比較データとなり翌年はすべてのハウスでの採用となりました。 ハウスの真ん中(写真の左側の畝)は温度が高くなるので成長が同じくらいですが、活性炭を入れた写真①のハウスと、活性炭を入れなかった写真②のハウスでは、外側の畝(写真の右側の畝)の高さに歴然とした差が生じています。当然収穫量も違ってきます。 ちなみに定植は活性炭を入れた写真①のハウスの方が一週間程度遅かったそうです。
ハウスの全景 暑さ対策を兼ねてスプリンクラーを設備しています。

ハウスの全景

暑さ対策を兼ねてスプリンクラーを設備しています。

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