プライスカードとの違い/POP講座
プライスカードとPOPは同じものというイメージがありますが、これは大きな間違いです。 消費者にとって価格は購入の判断材料になりますから、いくらかという表示は必要です。 現在では消費税込みの価格表示が当たり前ですから問題ありませんが、POSのない時代は商品に値札を貼っていたわけです。 たまたま自分の欲しい商品に値札が付いていなかったら、いくらか分かりませんから購入に至らないこともあります。
最近はPOSが当たり前の時代なので今度は逆の問題が出てきました。 棚ラベルやプライスカードには価格が明記されていますが、商品の陳列が混み合っていると、 どの商品がいくらなのか?判別が付かないことが出てきたのです。 POSを通過して初めて価格が分かるのでは消費者は困ってしまいます。
どの商品がいくらなのかが明確なプライスカードの作成や現場での掲示が重要になっていると言えます。
一方でPOPに求められる機能というのは、他の商品と比べて何が違うかを説明する目的があります。 これが単なる価格だけの表示用のプライスカードとの決定的な違いなのです。 当然キャッチコピーは重要な要素となります。