ねぎの萎凋(いちょう)病を抑制出来るか?
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ネギの萎凋病についてご説明します。
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こちらは病害もなく生育の良い状態のハウス。 |
こちらは萎凋病が蔓延しているハウス。 |
見た目もかなり違います。写真を拡大して見てみると葉先がとんで(枯れて)バラバラになっているのがわかります。
小ねぎはパッと見たときにきれいに揃っているのが良い状態なのだそうです。
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これが根腐れ萎凋病
根の部分に土が付いているように見えますが、土ではなく病原菌です。
・根が腐れているため、引き抜くと根が切れてしまい、ほとんど付いてきません。
・根が腐って茶色になっています。
・根元を触るとブヨブヨしています。 |
右が正常な小ねぎ
・しっかりと根が伸びています。抜いても切れずに長く根が付いてきます。
・根は白く、元気な証拠です。
・根元を触ってもブヨブヨしません。
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トウモロコシの活性炭とトリコエースで土壌改良し、萎凋病の発生を抑えられるか、小ネギ栽培で試験を行いました。
2012年6月後半
萎凋病が蔓延してしまっているため、収穫せずに片づけし、蒔き直し。
2012年8月後半
同じハウスで種まきの前に、活性炭+トリコエースAを土に入れていただきました。芽出し後、追肥のタイミングでトリコエースBを追加投入。萎凋病は全く発生していません。トリコエースBを追加投入することで、土中のトリコデルマ菌の数が増えた事と、Bタイプの発根促進作用に効果があったと思われます。
『ブルーム』といわれる白い粉も小ねぎ全体についており、生育状態としては非常に良好。
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