ごぼうの黒あざ病対策 活性炭とトリコデルマ菌併用事例
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2011年11月無事収穫、機械も人手もかかります
農家にしてみれば消毒は極力避けたいのが本音、しかし活性炭だけでは克服できません。そこで発根作用を促進するというトリコデルマ菌のある種と組み合わせて2011年に一反分に投入したところ、消毒した圃場とそん色ない結果となりました。 2012年にニンジンに変えたのですがやはり消毒しなかった関係で病害に遭いました。そこで2012年秋に使用していなかった畑の場所に活性炭とトリコエースのAタイプを通常より多めに入れて現在生育の検証を行っています。現時点では地上部だけをみると差は出ていません。ごぼうの病気対策、二度目の挑戦も成功しました
ごぼうの黒あざ病は栽培農家にとっては大敵です。従来は消毒で対応するしかないと言われてきました。確かに確実なのは消毒で多くの農家が危険性が高いことを承知で利用しています。しかしトウモロコシの活性炭を有用微生物の住処として繁殖すれば有害なカビ類との勢力バランスが取れることで病害の被害を回避できるなら毎年消毒するコストや健康上のリスクも回避できることになります。 特に消毒をすると種まきまで二週間程度待たなければならないため、収穫時期がその分遅れることになり、売り上げ単価に影響し農家の収入減となり、消毒に変わる対策が求められています。写真中央部から右側の奥が昨年被害が多かった場所です。 | サンプルの採取はその比較的被害の大きかった場所を選定しました。 |