野菜通信 トリコデルマ菌と土壌改良活性炭の販売

トウモロコシの活性炭開発・製造元 公式サイト 特許第5303698号

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トウモロコシの活性炭

トウモロコシの活性炭は岩手大学工学部と岩手県環境保健研究センター様との共同開発製品です。

類似商品にご注意ください。 トウモロコシの活性炭は岩手大学工学部と岩手県環境保健研究センターとの共同開発製品です。 製法特許第5303698号取得 最近トウモロコシの活性炭と銘打った商品が出回っておりますが当社製品とは成分・性能とも全く関係ないものですのでご注意ください。

在庫切れのお知らせ

 トウモロコシの活性炭は一般の炭や他の活性炭と何が違うのか?

電子顕微鏡で構造を見てみましょう

nara

なら炭

穴の形状がシンプルであり吸着性に劣ります。

corn-cob

トウモロコシの活性炭

メッシュ状になっているため、あらゆる方向からの吸着性が良い。

momigara

籾殻燻炭(もみがらくんたん)

シリカ成分が多いが表面は硬く吸湿などの効果は期待できません。あくまで土壌の中に空気などの隙間を作る役割に過ぎません。

電子顕微鏡で炭の構造の違いを比べています。 画像データ提供:岩手県環境保健研究センター

 低コストで工業用活性炭に匹敵する性能を持っています。

●育苗での効果事例

トウモロコシの活性炭根張りが違う

活性炭の端的効果は根の張り方に現れます。実際の農家の方が定植する際に見せていただきました。

●炭化温度と吸着率の関係

低温でも吸着率の高い活性炭が生産出来る

低い温度(800度)でも吸着率の高い活性炭が生産でき、コストも安くCO2排出の削減も可能にしています。
●炭1g当りの孔径合計面積
炭の持つ機能吸着力を現す数値

 

①工業用活性炭
800m2/g~1200m2/g
トウモロコシの活性炭
700m2/g~800m2/g
③通常市販炭化物
50m2/g~300m2/g

吸湿性や吸着力が優れているということは肥料成分が雨などで流れ出すことを防止することで減肥や追肥作業の工数削減にもつながります。もちろん独自の細胞構造が有用微生物の住処にもなります。

トウモロコシの活性炭の特徴

トウモロコシの活性炭 三層構造❶吸着能力がほかの活性炭にくらべ優れている ❷表面積比率が大きいので微生物や多様な栄養素を保持しやすい ❸多孔質であるから大きな空気層を持っている

 トウモロコシの穂軸は「①外–chaff–」「②木質物–Wood ring–」「③髄–pith–」の三層構造になっていて、当製品はその構造をそのままの形で炭化・活性炭にしました。従って特性の異なる三種類の活性炭が吸着・吸湿性能に効果を発揮しています。

 

 炭の層を作りません

カーボンシールドの原理作物収穫後の土の上にトウモロコシの活性炭(黒く見える粒状のもの)が出ています。

 一般の炭は比重が土より重いので下に沈む傾向があり、起耕する際、土壌下層に炭の層を作る可能性があります(上図左)根腐れの原因にもなりますので注意が必要です。

 トウモロコシの活性炭は比重が軽く柔らかいので土壌下層に炭の層を作る事がありません(上図右)。原料がトウモロコシなので分解も一般の炭に比べて早いです。

成分分析と安全性

 

分析項目 分析結果 分析方法
カドミウム 0.001mg/ℓ未満 JIS K 0102-55.4
0.002mg/ℓ未満 JIS K 0102-54.4
六価クロム 0.005mg/ℓ未満 JIS K 0102-65.2.1
砒素 0.002mg/ℓ未満 JIS K 0102-61.4
総水銀 0.0005mg/ℓ未満 昭和46年環境庁告示 第59号付表1
備考 検液作成方法:平成3年環境庁告示第46号付表。

家畜の飼料に 使える安全性

炭化原料は国際飼料登録No1-02-782コーンコブミール100%です。 飼料の安全性評価基準(昭和63年4月12日付63畜B第617号農林水産省畜産局長通達)による畜産混合飼料製造業登録を農水省より取得。(平成19年9月5日付)
分析項目 分析結果 分析方法
窒素全量 (T-N) 0.38% 農林水産省農業環境 技術研究所法4.1.1
リン酸全量 (P₂O₅) 0.20% 農林水産省農業環境 技術研究所法4.2及び7.5
加里全量 (K₂O) 1.27% 農林水産省農業環境 技術研究所法4.3.3
石灰全量 (CaO) 0.11% 農林水産省農業環境 技術研究所法4.5及び7.5
苦土 (MgO) 0.01% 農林水産省農業環境 技術研究所法4.6及び7.5
水素イオン濃度(pH) 10.0 (18.5℃) 農林水産省農業環境 技術研究所法3.3.1
備考 結果は湿重量(有姿)当たり

■令和2年4月 大東環境科学社分析値

施肥設計が容易

 肥料でも農薬でもなく、動植物に優しい即効性のある土壌改良資材です。

 土壌中におけるトウモロコシの活性炭の役割

 土壌改良の本質は有益な微生物が活動することで有機質を植物が吸収しやすい無機物に分解してくれることが重要と言われています。微生物が元気に活動することでふかふかの土壌になり、根の成長が促進されることになります。しかしながら農薬や化成肥料を使用してきたことで有益な微生物が減少するという状況になり、そこに植物に悪い影響を及ぼす微生物やウィルスが増加してさまざま生育障害や病気につながってしまうのです。そのため、土壌の中に有益な微生物が繁殖しやすい環境を作る必要性が出て来るのです。

微生物分布  土壌中の微生物は何もしない種が圧倒的に多く存在しますが、一部に悪い影響を与える微生物(最も広く知られているのがフザリウム、リゾクトニア、ピシウムです)が生息しています。この微生物の生息比率に変化が生じるとパワーバランスが崩れ、植物に様々な影響を及ぼすことになります。

 微生物には住処と温度と水分、酸素が必要。自然界に生息する有用な微生物が繁殖しやすい環境を用意する上でその役割を果たすのが、このトウモロコシの活性炭です。

使い方へリンク

関連項目

微生物資材について▼ 微生物資材

トウモロコシの活性炭とトリコエースの使い方▼ トウモロコシの活性炭とトリコデルマ菌の使い方

作物別病気対応表▼ 作物別病気対応表

作物別事例集▼ 作物別事例集

各種カタログ▼

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