野菜通信 トリコデルマ菌と土壌改良活性炭の販売

トウモロコシの活性炭開発・製造元 公式サイト 特許第5303698号

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ピーマンの青枯れ病に温度と日照時間の関係性

ピーマン
ピーマン栽培を行っているハウス 比較実験を行っているのは東から2番目のハウスです。東側のハウス1とハウス2では自根苗と接ぎ木苗を畝毎に交互に定植しています。真ん中のハウス3は全て接ぎ木苗を定植。西側のハウス4と5では全て自根苗を定植しています。 トリコエースBのみを灌水チューブで投入 比較ハウス自根と接ぎ木苗を交互に定植 既にマルチシートを張った後だったのでトウモロコシの活性炭は入れられませんでした。ハウス2にトリコエースBを灌水チューブで投入しています。ハウス1とハウス2では右の1列目から自根、2列目に接ぎ木、3列目自根、4列目接ぎ木と交互に定植しています。 2015年7月10日 東側の列に多く青枯れ病が発生625 西側2棟は西側の列に青枯れ病の発生が多くみられた625 ハウス1と2では1列目に被害が早く発生。逆に西側のハウス4と5は西側と中央部にかけて発生が多く見られた。 2015年9月16日 接ぎ木の畝には被害なし916 実験棟東側に青枯れ病被害が多い916 ハウス2(実験棟)では接ぎ木苗(2、4列目)に被害は無いものの、自根苗では特に東側(1列目)で被害が多い。 一番西側のハウス。西側2列の被害が多い。916 西側から2番目のハウス916 ハウス4と5は全て自根だが、西側2列の被害が大きい。3列目の比較でもハウス1とハウス2よりも10本程多く発生している。
9月16日時点での畝別発生比較
  畝4列目 畝3列目 畝2列目 畝1列目
ハウス5 60 56 58 39
ハウス4 38 58 56 37
ハウス2(実験棟) 0 48 0 53
ハウス1 0 48 0 51
今回の結果を比較するとトリコデルマ菌の効果が出たとは言えない結果となりました。(投入時にトウモロコシの活性炭が入っていないことも一つの要因と考えられます) 今回の実験から青枯れ病の要因にハウス内温度や日照時間が影響していると考えられます。 罹病数の推移を見ると、8月に入ってから急速に罹病数が増加していました。 ハウス罹病数推移比較 最高気温と日照時間を見ると、2015年は8月に入ってから20日までの間に前年を超える日が多く見られます。 8月最高気温推移 8月日照時間比較 ハウス内の畝別青枯れ病の発生状況 ハウス内で畝別に比較してみると、5棟並んでいるハウスのうち、東側2棟(ハウス1とハウス2)は1列目に被害が多く発生しているのに対して、西側の2棟(ハウス4とハウス5)では西日の当たる西側で多く発生しています。このことからも日中の最高気温だけでなく、日照時間によるハウス内の温度の影響が大きく関わっていると推測されます。

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