バジルの混植でアブラムシが寄り付かなくなった
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「実は今年、バジルを自分で育苗して植えているんですよ。」
先日訪問したお客様から伺った話ですが、昨年配ったバジルの苗を何の気無しにきゅうりの傍に植えていたら、バジルの傍のきゅうりにはアブラムシが寄り付かなかったそうです。
そこで今年は自らバジルを育苗し、ハウスの出入り口と真ん中に植えていました。今のところアブラムシの発生は無いそうです。
バジルを混植する事による害虫低減効果は現代農業でも紹介されていたそうで、害虫発生が減ることで薬剤散布の回数も減るそうです。
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ハウスの入り口に植えたバジル。
農家様のご協力の下、案内していただきました。
反対側の入り口と、例年アブラムシが発生しやすい真ん中あたりにも植え付けています。 |
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バジルにはこの他にもジャガイモやナス、トマトなどの葉を食害するテントウムシダマシが寄り付かなくなる、蚊が寄り付かなくなる等の虫除け効果があるそうです。
あくまでもバジルが発する天然成分に期待しているものなので、薬剤散布ほどの劇的な効果があるわけではありませんが、傍に植えてみてはいかがでしょうか。 |
※注 アブラムシが付くこともある
虫除け効果のあるバジルですが、アブラムシにも種類はたくさんいる為、バジルに付くアブラムシもいるようです。その他にもネギに付くネギアブラムシや、臭いがきついパクチーに付くアブラムシもいるそうです。
~バジルの育て方~
バジルは適芯をすることで脇芽が伸びていきます。
最初の適芯のタイミングは15~20cmくらいに伸びてきた時。茎を長目に残して新芽を切り取ります。
また伸びてきたら同じように適芯を繰り返すことで80cmくらいまで大きくなります。
適芯をしないでいるとやがて花が咲きます。花が咲くと種を作るために栄養を花に集中させ、枝葉の成長が止まってしまいます。栽培期間中に効果を持続させるためにも適芯をしていきましょう。
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