野菜通信 トリコデルマ菌と土壌改良活性炭の販売

トウモロコシの活性炭開発・製造元 公式サイト 特許第5303698号

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よくある質問

トウモロコシの活性炭とトリコデルマ菌についてよくあるお問合せに回答いたします。

トウモロコシの活性炭について

Q.1 トウモロコシの活性炭を機械で散布する事は可能ですか?
Q.2 パウダータイプの活性炭はpH9.5ですが土壌の酸度矯正に使えますか?

トリコデルマ菌について

Q.1 トリコデルマ菌はどんな病害(病原菌)に有効ですか?
Q.2 トリコデルマ菌を使用できない作物はありますか?
Q.3 トリコデルマ菌の活動に適正pHはありますか?
Q.4 トリコエースAは水に溶いて使用できますか?
Q.5 トリコエースを水で分離する時に使う水は水道水でも大丈夫ですか?
Q.6 トリコエースBの希釈倍率はありますか?
Q.7 石灰資材と同時に使っても大丈夫ですか?
Q.8 土壌消毒を行っても大丈夫ですか?
Q.9 殺菌剤を使用しても大丈夫ですか?
Q.10葉面散布に使用出来ますか?
Q.11トリコエースの保存方法と、保存できる期間はどのくらいですか?
Q.12トリコエースは他の微生物資材(光合成細菌やバチルス菌など)と併用する事は出来ますか?

キノコ被害について(グリオクラディウム関連)

トウモロコシの活性炭について

Q.1 トウモロコシの活性炭を機械で散布する事は可能ですか?

A.トウモロコシの活性炭は比重が軽いため、単品では機械での散布時に上手く流れ落ちていかない場合があります。トウモロコシの活性炭1000Lに対し60Lの水分(水または液体の肥料など)を含ませて重くすることで散布し易くなります。

Q.2 パウダータイプの活性炭はpH9.5ですが土壌の酸度矯正に使えますか?

A.トウモロコシの活性炭に限らず一般的に炭はアルカリ性を示しますが、これは製造時に発生する灰が混ざり込んでいる為です。また製品全体に対して含まれているのは微量となっています。炭自体は中性の無機物です。そのため石灰資材ほどの酸度矯正効果は期待できません。

トリコデルマ菌について

Q.1 トリコデルマ菌はどんな病害(病原菌)に有効ですか?

A.作物別病気対応表に記載している中で、表の中で背景が黄色になっているものがトリコデルマ菌の拮抗作用が確認されたものです。ただし実験的に純粋培養の中で得られた結果であり、実際の土壌環境においては様々な菌が存在し相互に複雑な作用が起こっているため、実際の使用において確実な効果を保証するものではないことをご理解願います。またトリコデルマ菌の効果は他のカビ類(病原菌)の活動を抑制し病気を予防するものであり、既に病気が発生している株の治療を行うものではないことをご理解願います。

Q.2 トリコデルマ菌を使用できない作物はありますか?

A.水稲とキノコの2品目につきましてはトリコデルマ菌による病害が確認されているため使用しないでください。

1.水稲の育苗にトリコエースAを使用すると苗立枯病を引き起こします。
(ただしトリコエースBは「ばか苗病」対策に有効です)
2.キノコの栽培においてはトリコデルマ菌がキノコの成長を著しく阻害します。

御使用の前に近隣で栽培されていないか御確認の上、使用には細心の注意を払ってください。また、農機具や靴などに付着して持ち込まれることもあるため、道具の取り扱いにもご注意ください。

Q.3 トリコデルマ菌の活動に適正pH値はありますか?

A.トリコデルマ菌はほとんどの作物と同様に中性から酸性の環境を好みます。土壌pH8以上の高いアルカリ性の環境ではトリコデルマ菌の働きが鈍くなりますのでご注意下さい。

Q.4 トリコエースAは水に溶いて使用できますか?

A.水に溶いて使用する事は可能ですが、散布の際に注意が必要です。
トリコエースAはパウダー状(写真左)になっており、粉砕した大麦の周りにトリコデルマ菌が付着しています。これに水を加えるとトリコデルマ菌の胞子が懸濁した緑色の水(緑色)と粉砕された大麦の粒子(乳白色)に分離されます(写真右)。使用するのは緑色の水ですが、この水中にはさらに細かい大麦の粒子も浮遊しています。そのため噴霧器の様なノズル径の小さい器具を使用する場合は目詰まりが発生し易くなります。タンクなどに投入する前に目の細かい物で濾してからご使用ください。
なお、トリコデルマ菌は水中で活動できず、水に溶いた状態では保存もできませんので速やかに使い切ってください。

トリコエースA 

Q.5 トリコエースを水で分離する時に使う水は水道水でも大丈夫ですか?

A.家庭用水道水を御使用いただいて問題ありません。

Q.6 トリコエースBの希釈倍率はありますか?

A.希釈倍率は特に定めておりません。使用する面積に対して均等に行き渡る量(または1株あたりの適量)の水に加え、よく混ぜてから散布して下さい。なお、トリコデルマ菌は水中で活動できず、水に溶いた状態では保存もできませんので速やかに使い切ってください。

Q.7 石灰資材と同時に使っても大丈夫ですか?

A.トリコデルマ菌はアルカリ性に弱いので石灰資材と同時に施用すると活動が鈍くなります。程度にもよりますが、土壌が酸性であってもアルカリ性の高い石灰資材に直接触れる事でトリコデルマ菌は減ってしまいます。充分な効果を得る為にも石灰資材が土壌に馴染んでからトリコデルマ菌を投入して下さい。

Q.8 土壌消毒を行っても大丈夫ですか?

A.土壌消毒を行うと病原菌や他の微生物と共にトリコデルマ菌も死滅してしまいます。トリコデルマ菌を使用する場合は土壌消毒が完了した後(ガス抜き完了後)に投入して下さい。土壌消毒によって(主に病原菌の)菌密度を下げた状態でトリコデルマ菌などの有用微生物を投入する手法は非常に有効です。

Q.9 殺菌剤を使用しても大丈夫ですか?

A.どれがだめという情報は弊社では保有していません。申し訳ありませんがお答えしかねます。

Q.10 葉面散布に使用出来ますか?

A.トリコデルマ菌は紫外線に弱く、直射日光の当たる環境では死滅してしまいます。また乾燥にも弱いので、葉面の防除目的での散布では効果が見込めません。

Q.11 トリコエースの保存方法と、保存できる期間はどのくらいですか?

A.未開封、約4℃の状態で1年程度の保存が可能です。すぐに使用しない場合は冷蔵庫で保管して下さい。
常温で保存していると未開封の状態でも一部で活動が始まり、その後酸欠で死滅してしまいます。
1度開封し外気に触れたもの、特に湿気が含まれると再度密封し低温状態で保管しても活動を始める事があるため開封後は量が多くても使い切ることをお勧めいたします。
どうしても開封後に保存する必要がある時は乾燥材(シリカゲル)を入れて密封し、冷蔵庫で保存する事も可能ですが、長期間の保存はできませんので早めに使い切っていただきますようお願い申し上げます。

Q.12トリコエースは他の微生物資材(光合成細菌やバチルス菌など)と併用する事は出来ますか?

A.他の微生物資材との同時使用は期待した効果が得られない場合がありますので基本的には推奨いたしません。
それぞれ作物にとって有益な微生物ですが、混在する事でその微生物同士が競合する場合もあります。実際の使用環境では結果が大きく左右される事もあり、微生物の組み合わせによる効果検証は非常に困難となっています。他の資材を併用する際は先に投入した微生物の活動反応が落ち着いてから期間を空けて投入することを推奨いたします。

関連項目

トウモロコシの活性炭について▼
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微生物資材について▼
微生物資材

トウモロコシの活性炭とトリコエースの使い方▼
トウモロコシの活性炭とトリコデルマ菌の使い方

作物別病気対応表▼
作物別病気対応表

作物別事例集▼
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