ねぎの育苗でトリコエースを使用するうえでの参考情報
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育苗にパウダータイプの活性炭を使う事例が増えていますが、トリコエースを併用する上でのお問い合わせがありましたので「お役立ち情報」として掲載します。
トリコエースを併用する目的は
苗段階で耐病性を持たせるケース
発根促進を目的とするケース
があります。
効果は確かにありますが、発根促進を目的とする場合の注意事項としてポット苗のケースとバラ播きの場合は問題ありませんが、チェーンポット栽培では根が張りすぎる傾向があり、植え付けの時に隣の苗と絡まってまっすぐ植え付けできないという問題があります。
そこでトリコエースのBタイプを散布するのは苗の植え付け1週間程度前が望ましいそうです。植え付けてから発芽してんお発根に役立つという利用方法です。
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右側がトウモロコシの活性炭が入った育苗トレイばら播き) |
写真右は育苗トレイに2粒や3粒で播いたものです。根の張りが良いということで毎年使用されています。 |
ある育苗専門の農家様で「培土にカビが生えて不安」という話が出た時に、トリコデルマ菌はカビ菌に対して拮抗性があるので播種前に混ぜるか、Bを水で溶いて散布するのが一つの方法ですと提案した経緯があります。
稲のバカ苗病対策にトリコデルマ菌を使うことがありますが、種はBに使われているものです。トリコエースのAとBは同じトリコデルマ属ではありますが、異なる種でありお互い相性が悪いものです。そのため同時併用はしないでください。
活性炭のリンゴなどへの追肥方式の効果
桃の改植に活性炭を使うことの優位性は確認されていますが、りんごでも育成に大きな効果が実証されています。改植がタイミングなのですが、秋田県鹿角市の桃の農家様でリンゴも栽培しています。こちらではすでにあるリンゴの木の周りにトウモロコシの活性炭を散布しています。上から散布する?ちょっと意外でしたが実は「上から散布するだけでも効果がある」というのです。リンゴの場合はモンパ病対策あるので青森県のリンゴ農家はトリコデルマ菌を一緒に散布するということも考えられます。昔からトリコデルマ菌はキノコ対策に使われているようです。
トリコエースの使い方
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